国家公務員の試験は、1次試験の筆記が通ると次は2次試験の面接があります。この2次試験の点数と1次試験の合計で最終合格になるかが決まります。この面接の点数は5段階になっており、
面接試験 (標準点)
A:・・・188点
B:・・・148点 ←筆記がギリギリだった場合この辺りを目指したいところ。
C:・・・103点 ←約6割がC評価になると言われています。
D:・・・59点
E:・・・不合格 ←ほとんどいません。関係ないことを話し続けない限り大丈夫です!
1段階評価が違うと標準点で約40点~45点の差が発生します。これは専門試験の約4問程度なため、非常に大きいといえます。
面接官は3人で真ん中の人が人事院の職員、他2名が他省庁の職員で構成されています。時間は約10~15分間で、基本的に事前に作成した面接カードに沿って行われます。面接カードについては、「面接カードについて」で詳しく説明しています。
自分の時は最初に名前などの自己紹介を行い、どうやって会場まで来たかを聞かれた後に面接カードの質問に移っていきました。
志望動機は詳しく聞かれ、なぜ「国家」公務員になりたいのかを問われました。この辺りは回答に詰まってしまうとイメージが悪くなりかねないため、用意が必要かと思います。地方公務員でも通用する志望動機を答えると、突っ込まれると思っていてください。特にこの質問が人事院の面接官が、最もメモをとっている印象でした。
面接カードに志望官庁について書く欄がありますが、これも割と聞かれました。自分の時は「書かれている官庁に受からなかった場合はどうしますか?」という内容でしたので、他にも就いてみたい官庁を答え、柔軟に対応する旨を伝えました。志望動機の段階で官庁を絞りすぎて話すとここで詰まる可能性がありますので注意してください。
趣味・特技や関心ごとについても聞かれますがこの辺は深く聞かれることもないですが、ネガティブ要素よりポジティブ要素を話すようにすれば良いと思います。
国家一般職の面接試験の倍率は1.5倍程度と言われています。しかしながら、人事院面接の時点では、全員が同じスタートラインではないです。国家一般職は筆記重視なので、一次試験の点数がギリギリだった人は、二次試験で挽回しないと最終合格までいけません。そのため、1次試験で受かっても慢心せず最終合格まで頑張ってください。
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